院内新聞

Roth philosophy basic course 第19回 (矯正治療への機能的咬合の応用)session1

一昨日、昨日と、池田和己先生のヒルサイドビュー矯正歯科が主催するDr.Rothフィロソフィーの日本でのベーシックセミナーコース(全3回)の第1回に参加してきました。
矯正でDr.RothというのはRothタイプブラケットでとても有名な先生ですが、実際のRoth先生の治療体系であるロスフィロソフィーというのは、あごの筋肉やあごの関節の位置の健全化を第一に考え、顔面の筋肉が最もバランスの取れた状態でかみ合わせを採取し、そのかみ合わせを基準にゴールを設定するという治療の目標設定が、今までの矯正治療とは最も異なるところです。近年ではマウスピース矯正(インビザラインなど)も普及しており、ただ簡便であればいい、ただ上下がしっかり模型上で噛めばいい、(さらには耳鳴りや頭痛、顎関節症などはかみ合わせと関係ない)という現在の矯正歯科の世界的な風潮においては欠けている視点であり、これこそまさに矯正にとって必要な視点なのではないかと改めて感じた次第です。

しかし、軽度の症状の患者様にとっては、あごの関節については特に問題がありませんと言われることもあり、咬合器、MRI検査やCT検査、スプリント装着など、あごは問題ないのになぜこんなにいろいろな検査が必要なの?と、患者様サイドでも思いのほかあごの関節については軽視されがちなのかもしれません。しかし、最近のMRI,CT等による「見える化」によって11歳前後で70-75%、成人で95%が顎関節内に何らかの問題を有していることがわかってきました。

ところで池田先生は、雲の上の人のような存在ですが、時折冗談もおっしゃるような話しやすい先生でした。かみ合わせも見て頂きましたが、問診の仕方、指のさわり方もソフトタッチで、治療の見立てについては一瞬なのに本当に的確な診断でした。私も齢39にしてスタートラインに立った気持ちで診療に従事し、受診される患者様の顎関節のMRI診断、CT診断を推進していきたいと思っています。

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