治療期間とお口の機能の関わりについて

舌を前に出して飲み込むクセがあったり、お口をぽかんと開いていて舌が常に下にあるような人は、上下の前歯の間に舌が挟まっているので上下の前歯を当てるまでに長い期間かかってしまう場合があります。

> 舌の癖に注意!
治療期間と歯並びについて

・左右のズレがある人、前歯の真ん中が左右にずれている人は一本づつ動かすので一般的に時間がかかる

・あごの関節が悪い人(=かみ合わせのズレがあり、矯正治療によって噛む位置がいろいろ変わる人)は、最初にあごをよくしないとうまく噛ませるのに期間がかかる(か、うまくかませられない)

治療期間に与える生活環境について

たとえば、
留学などで来院できない期間があったり、仕事柄多忙のため一ヶ月半以上来院間隔が開いてしまう場合はその分だけ治療期間が延長してしまう可能性があります。
もし引っ越してきた、引っ越す予定があるなどご不明な点があればご相談下さい。

治療期間と体質について

歯の動きは骨代謝によってなされています。年齢が高いほど骨代謝は低下し、骨が密になるので、中高生よりも成人の方が倍程度歯が動きにくいことがあります。
もし動きにくければ、動かすための力を大きくさせて頂いたり、日常生活で有酸素運動をしたり、よく睡眠を取るとよいでしょう。

矯正治療期間と成長発育について

年齢が若くあごの成長が残っていれば、矯正治療期間が短くて済むことが多いです。
受け口の人の場合、早い時期からの長い期間の治療が必要ですが、そういう場合は来院間隔を長くするなどして、来院の負担を減らすことは可能です。

治療期間と部分的に動きにくい歯について

上の奥歯の根っこの先が鼻腔の底にある固い皮質骨に絡まっている場合は、上の奥歯の根っこの先の部分だけがどうしてもそこから動いてくれないことがあります。また、下の奥歯、下の犬歯も同様の理由で硬い骨にさえぎられて動きにくくなっていることがあります。35歳以上の男性ではまれに歯と骨が癒着していて力をかけても全く動かない場合もあります。回転している歯も回転を戻すのに時間がかかることが多いです。どうしても動かない歯がある場合、「コルチコトミー」という手術を行うことがあります。

治療期間と装置について

装置は、治療期間や痛み(少ない力で動かす)といった機能を重視した装置と、裏側・透明といった装着時の見た目を重視した装置に分けられます。裏よりも表の方が早く終わります。また、表側のクリアブラケットは、治療期間が短いセルフライゲーションタイプと透明な審美タイプから選べますが、大きく治療期間に違いが出ることもありますので、歯の動きの遅い成人にはセルフライゲーションがオススメです。

インビザライン(手軽にしたい場合におすすめです。)

治療期間と来院頻度について 歯の動くのにはだいたい1ヶ月はかかるので、頻繁に来院したからといって早く終わるとは限りません。

通常の治療期間について

ざっくりいうと、2−3年程度となります。
以上のように歯の動きは歯、筋肉の作用、骨、かみ合わせ自体の変化、生理現象が複雑に関係した生体の自然現象です。明確に予測できないこともありますし、予定通りに歯が動いてこない時はベストを尽くしながら動くのを待つしか方法はありません。ですから、ご自身の中で矯正治療の終了期限(期限目標)というのをはっきりと設けないほうがいいかもしれません。
他に、患者さんは満足しているが先生はもう少ししてあげたいという事や、どの程度を望んでいるかというのもあります。

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