当院では、成人のかみ合わせ治療の経験を生かし、単に前歯をきれいに並べるだけではなく、矯正治療後の顎関節症などの顎のトラブルなどが極力生じないように、術後のかみ合わせを確立させるための手法を取り入れています。

歯並びの形態について

お口を閉じても前歯が当たらなかったり、リラックスした状態からお口を
閉じると前歯ばかりで当たっていないですか?

前歯のかみあわせが深く普段から強く当たっていると、 噛む筋肉のバランスが崩れ、くいしばりや頭痛の原因となったり、上顎骨にゆがみの力がかかることで鼻閉感の原因となることもあります。逆に前歯が当たっていないと、かみ切れないことによる食事のしにくさだけでなく、高い割合で下顎の開口時の痛みの原因となります。理想的な噛み合わせでは、おのおのの歯の咬頭を結んだ線は第二大臼歯上を通り、下顎の前方運動時における前歯の滑走角は顎関節の滑走角と平行となります。正常な顎関節では、すり鉢状の関節窩の中央に下顎頭が位置しています。

歯並びの形態について イメージ

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歯を左右に大きく無理なく動かせますか?動かす時に奥歯が当たることはないですか?

前歯のかみあわせが深く普段から強く当たっていると、 噛む筋肉のバランスが崩れ、くいしばりや頭痛の原因となったり、上顎骨にゆがみの力がかかることで鼻閉感の原因となることもあります。逆に前歯が当たっていないと、かみ切れないことによる食事のしにくさだけでなく、高い割合で下顎の開口時の痛みの原因となります。

側方運動時に、上顎犬歯近心斜面と前歯による接触(青)。
下顎は平行に側方移動し、下顎頭は関節窩に接触しません。

上顎犬歯遠心斜面あるいは奥歯による接触。下顎を横に動かそうとすると動かせないか、下あごが後方に「引っ張り込まれ」ます。この引っ張り込みによって、下顎頭が上顎骨に接触(右図赤)することで顎にカクカク音がしたり、疼痛や運動障害、顎が外れたり開かない、あるいは頭痛を生じます。

咀嚼筋のバランスについて

やや上を向いて奥歯を意識して噛んで下さい。そのまま、下の絵の二カ所を触れて下さい。

咀嚼筋のバランスについて イメージ

咀嚼筋のバランスについて イメージ

こめかみの前の筋肉の方が良く反応する場合、先ほどのように前歯で強く当たっていたり、前でしか噛めていないなど、うまく噛めていないことがあります。咬筋が反応する場合は正常です。敏感に反応する場合は噛む筋肉の力が習慣的に強いこともあります。なお、強く噛んでも両方共に反応がない場合、普段からよく噛めていません。

その他の原因について

姿勢の悪さは、かみ合わせに影響を与えたり、肩凝り、頭痛、腰痛、歯ぎしりなどの不調や違和感を生じることがあります。

肩こりや腰の痛み、長時間のデスクワークによる首の負担、うつぶせ寝、長時間のほおづえなどの「態癖」が、くいしばりの原因になったりかみあわせから来る不調和のような形として感じられていることもあります。こういうばあいは、とりえあずは日頃くいしばらないように気をつけたり、極力良い姿勢をこころがけましょう。

お口周りの筋肉の動き方について

お口の周りの筋肉のいつもの動かし方、舌の日常的な位置は、顔の骨格や歯並びの発育、矯正治療の結果に影響を与えます。

リラックスして唇を閉じる事が出来ますか?

お口を閉じた際の上下の前歯は軽く接触するかしないか程度で、噛み合わせの深さと出具合は、2.5mmずつがリラックスして口が閉じやすく最適とされる。

奥歯が内側に入っていたり、外側に出ていたりすると、ほっぺたを噛んだり、舌に違和感を生じる。ただし、元々の骨の位置が悪い場合は、改善が困難なこともある

お鼻できちんと息をしていますか?

常に口が開いているので下唇は厚くなり、咀嚼筋の活動が低下し、鼻腔は狭く、唇が弛緩し、舌位が低くなり、下あごが下がり、あごの下(首すじ)がたるんだ顔貌を呈します。(※口呼吸をしていればそのような「傾向」はありますが、だからといってそういう顔貌であるから口呼吸であるとは限りません。)

滑舌が悪かったり、くちゃくちゃ食べる音がしたり、食べこぼしはありませんか?
歯ごたえのある物を嫌がりませんか?

前方咀嚼

奥歯がうまく使えないので食事に時間がかかる。

滑舌の問題

サ行やタ行の発音時に舌が前に出てしまう。

噛む力の低下

咀嚼筋の働きの低下です。
グミ、フランスパンなど歯ごたえがあったり、硬さのある食物を噛み切れずに飲み込む子供も多くいます。

舌の真ん中に力を入れながら舌を前に出せますか?

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正常な舌の動きです。

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舌の真ん中に力を入れようとすると舌先に力がかかってしまいます。

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舌小帯が短かったり舌が低いため舌自体を前に出せません。

これらで気になる所があれば、矯正治療による歯並びの改善に加えて、
気になるところに応じたお口のトレーニングを行った方が良いでしょう。 当院におけるお口の正しい使い方トレーニング

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