院内新聞

健康と審美のための予防矯正とスプリント治療

 矯正歯科における予防治療とは、矯正治療によって不正咬合やかみ合わせのズレを未然に防ぐことだけでなく、矯正治療後の歯並びの崩れを予防し、維持するという意味もあります。

 お口を健康な状態で維持していくには健康な歯並びと歯ぐきももちろんですが、お口ぽかんや低位舌がなく呼吸や筋肉の働きが正常であることと同時に、アゴの関節やそれを支えている歯に無駄な負担がかからずに、軽い筋肉の力でも十分に頭部を維持できるかみ合わせであることも重要です。

 口呼吸の子どもにおいて集中力の低下や日中の眠気が多く見られたり、歯並びが狭くなったり、口蓋が高くなり(高口蓋)、アゴが後下方に下がりやすいことも分かってきています。東京大学の西原らによると動物は鼻呼吸で、口呼吸は人類特有の現象であるので、口呼吸によって口腔内のリンパ組織が細菌感染を起こし、ますます口呼吸を増長させ、筋肉の圧によって歯並びを悪くします。
 そのような悪化の一途に対して、当院で行うかみ合わせ治療をベースにした矯正治療、筋肉のトレーニングは有効な予防法です。

以下は、上記写真に関する解説です。

治療内容
1期治療でツインブロック装置・拡大床、
2期治療で第一小臼歯4本抜歯+マルチブラケット装置(上下)
抜歯の有無
上下第一小臼歯計4本抜歯
治療費用
矯正治療基本料金 1期49.5万円 2期15~35万円
毎回の再診料 3,300円(1期)・5,500円(2期)
治療期間・回数
治療期間目安 1期 1年8ヶ月~6年 2期治療 1年3ヶ月~3年
治療回数目安20回~65回
リスク・副作用
歯茎の高さや骨格の状態によって、オトガイ(あご先)の変化を期待するのが難しい場合があります。(※ 個人差があります)
一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
もっと知りたい
さらに詳しくお聞きになりたい方は、
「相談・カウンセリング」へお申し込みください!

以下は、上記写真に関する解説です。

治療内容
バイオネーター2年、スプリント1年
抜歯の有無
非抜歯(2期ではないため)
治療費用
1期 49.5万円
毎回の再診料3,300円
治療期間・回数
治療期間目安 1期 1年6ヶ月~2年6ヶ月
スプリント 1年6ヶ月~2年6ヶ月
治療回数目安 24回~40回
リスク・副作用
バイオネーターについては、前後的に噛み合わせが安定しなくなる可能性があります。
バイオネーターはあごを前に強制的にずらすので、CT上で関節がすり減る形のダメージを受け、骨格が伸びなくなる場合もあります。
その場合に噛み合わせの前後的なズレや前がみの筋肉の過緊張が潜在的に生じます。
ナソロジカルスプリントは、周囲の筋肉をリラックスさせ運動機能のバランスを整えることで顎関節にかかる力を安定化させる治療で、成長期には、結果的に思春期における下あごの顎関節を中心とした自然成長力をかみ合わせの悪さによって抑制されていた状態から解放するように働くものですが、骨格の遺伝的な個人差、顎関節の不正な外力に対する体質的な感受性、常用薬による影響、過去の外傷による影響などがあり、このような場合は意図した改善が難しい場合があります。また、著しく長期に使用した場合は、数年経過後に上顎前歯が前方へ傾斜する場合があります。
顎の関節を安静にして、顎の筋肉のバランスを整えて、顎の筋肉の成長に働きかける治療です。
※ スプリント治療の方は、スプリント治療後に矯正を行います。(※ 個人差があります)
一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
もっと知りたい
さらに詳しくお聞きになりたい方は、
「相談・カウンセリング」へお申し込みください!

かみ合わせについては、下アゴの位置の修正(かみ合わせの改善)を矯正治療前に多くの成人に対して行います。歯ぎしりの原因歯の位置を特定し、口腔周囲の筋肉の緊張の原因から改善するため、美容外科などの見た目の対症療法ではなく副作用などもないため、顔立ちや顔の輪郭がより健康的に改善されます。

 口呼吸に対しては、当院では舌の挙上トレーニングによって歯並びや骨格の改善を促進させるように考慮しています。上顎の拡大治療は舌の挙上を助けるので、舌位が前上方へと改善します。また当院で行っているかみ合わせ治療による顎関節の健全化によって下顎の前方成長が促されることで、自然に舌の後方位が改善され、気道が広がることで鼻呼吸が容易になります。つまり、子どものあごの関節の状態をスプリントによって治すことで、オトガイの自然成長を促し、口が閉じやすくなり、口呼吸が改善するということです。


下図:スプリント治療前後のレントゲン。下あごの成長により気道が拡大し、自然に鼻呼吸になっている。

以下は、上記写真に関する解説です。

治療内容
スプリント・マルチブラケット装置
抜歯の有無
非抜歯
治療費用
矯正治療基本料金 68.5~78.5万円
毎回の再診料5,500円
治療期間・回数
治療期間目安 1年3ヶ月~3年
治療回数目安 15回~36回
リスク・副作用
ナソロジカルスプリントは、周囲の筋肉をリラックスさせ運動機能のバランスを整えることで顎関節にかかる力を安定化させる治療で、もし成長期であれば、結果的に思春期における下あごの顎関節を中心とした自然成長力をかみ合わせの悪さによって抑制されていた状態から解放するように働くものですが、骨格の遺伝的な個人差、顎関節の不正な外力に対する体質的な感受性、常用薬による影響、過去の外傷による影響などがあり、このような場合は意図した改善が難しい場合があります。歯茎の状態骨格の状態によっては、矯正治療単独ではオトガイの変化を期待するのが難しい場合があります。
※ スプリント治療の方は、スプリント治療後に矯正を行います。(※ 個人差があります)
一般的なリスク・副作用(※要スクロール)
(1)最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
(2)歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
(3)装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
(4)治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
(5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
(6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
(7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
(8)治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
(9)治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
(10)様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
(11)歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
(12)矯正装置を誤飲する可能性があります。
(13)装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
(14)装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
(15)装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
(16)あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
(17)治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
(18)矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
スプリント(スタビライゼーションタイプ)のリスク及び副作用
効果には個人差があり、(1)めまい、(2)睡眠障害、(3)こわばり、(4)吐き気および/または嘔吐、(5)唾液分泌の増加、(6)咬合圧の増加、(7)口渇、(8)唇の乾燥、(9)いびきの増加がリスクおよび副作用として考えられます。
上記以外に、スプリントによって今までの噛み合わせ位置の変化およびそれによる顔貌の変化が生じるとその改善には矯正治療や外科的矯正治療が必要となります。
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